声帯切除の問題

最近、犬飼い人の間でちょっとした問題になっている声帯切除の話をご紹介。




日本テレビ系の朝の情報番組「ZIP!」で人気の兄弟犬「ZIPPEI(ジッペイ)」が声帯を切除する手術を受けていたことが一部週刊誌などで報じられた。「犬の声帯を切除するなんてかわいそう」と思った人も多いのでは。犬の声帯は取っても大丈夫なのか。



日本テレビ総合広報部によると、ジッペイの手術は番組で起用する前に行われており、手術が番組起用の条件だったわけではないという。

手術に至った理由は不明だが、犬の声帯切除手術はほえ声を小さくするために以前から行われてきた。手術方法は、口を開けて声帯を切除する「口腔アプローチ法」と、喉を切って喉仏に当たる部位を切開して声帯を切除する「喉頭切開アプローチ法」の2種類ある。いずれも全身麻酔で行う。

声帯を取ったからといって、声が全く出なくなるわけではない。「ワンワン」が「ハウハウ」になっても、犬はそれまでと同じようにほえているつもりでいるという。このため、声帯を取ったことが犬の精神的なストレスになる可能性はかなり低いと考えられている。

しかし、犬の声帯を取る手術がむやみに行われているわけではない。ACプラザ苅谷動物病院・明治通り病院(東京都江東区)の岡村優院長は「統計があるわけではないが、以前に比べれば犬の声帯切除手術はかなり減っている」と指摘する。

声帯切除は、犬の「無駄ぼえ」に飼い主が困り果てて行われる場合が多い。同病院では、声帯切除を希望する飼い主には、なぜ犬がほえるのか原因を探り、しつけなどで矯正が可能かどうかを試してもらったうえで、手術をするかどうか決めてもらう。最近はしつけへの意識が上がっていることもあり、相談そのものが以前に比べかなり少ない。だが、痴呆などの病気が原因で夜間にほえるなど飼い主の努力だけではコントロールが難しいケースもあり、年に1、2件の手術を行っている。

「病院を訪れるのは、近所から苦情もあっていろいろなことを試したけどだめだったというように、切羽詰まっている方が多い。手術はしないにこしたことはないが、犬が飼い主と一緒に元気に暮らすための選択肢の一つでもある」と岡村院長。



健康な犬の場合、無駄ぼえをなくすには、やはり小さいときからのしつけが重要だ。『犬のモンダイ行動の処方箋』の著者で、ドッグトレーナーの中西典子さんは「しつけの基本がしっかりできていればほえは止めることができる。犬のしつけは何歳からでも間に合うが、やはり年を取ると時間と手間がかかり、飼い主の負担も大きい。できれば生後6カ月ぐらいまでにしつけの基本を教えてほしい」とアドバイスしている。




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by BOUNCE-BONNIE | 2012-02-16 22:08 | Article | Comments(2)  

Commented by yukari at 2012-02-16 23:26 x
前に犬ブログで犬の声帯切除は虐待かと言う日記が掲載されていました
基本飼い主の考え次第ですよね
躾自体虐待の様に思っている人もいるし
夜働いている人は犬が吠えると睡眠妨害になるので苦情がくるでしょうね
逆に吠えてても平気な飼い主さんもいるしね
飼い主さんがお利口でないとわんこもお利口になれないのよね(#^.^#)
ダメ飼い主とダメわんこより
Commented by BOUNCE-BONNIE at 2012-02-19 21:38
yukari様
おっしゃる通りだと思います。
我が家もボニーの無駄吠えがひどくて・・・
朝方とか困りますよね~。
やっぱり躾次第でしょうね。

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