ペット文化の向上が市場を育てる

ペットを巡る環境は90年代から大きく変わった。このころから室内飼いが増え、ペットは家族の一員であるという認識が年々強くなっている。この認識拡大が多くのビジネスチャンスを生んでいる。

犬猫の飼育頭数は09年のリーマンショック後、若干減少しているが、ペットフード協会の推計では12年10月現在、犬は約1153万匹、猫は約975万匹、合計2128万匹余りとなっている。総務省の人口推計では13年4月現在、日本の15歳未満人口は1649万人としている。単純比較はできないが、これだけでも十分な市場があることがうかがえる。

少子化が進み、愛情の対象としてペットへの期待は高まっている。ペットを家族とする文化が進むにつれ、関連商品の質が向上し、1匹当たりの消費が増加する。ペット文化が進むことは、すなわち市場の成長と言える。

この市場は他産業も注視しており、12年8月に千葉の幕張メッセで開催されたペット産業の国際見本市「インターペット」では、メルセデス・ベンツが愛犬と快適にドライブするための特別仕様車を発表して注目を浴びた。ペットと遊びに出掛けることが定着した表れだろう。高速道路でもサービスエリアにドッグランを併設するところが増え、休日ともなると大人気となっている。

ファッション、インテリア業界からのアプローチでペット関連商品開発・生産が進めば、ペット市場はますます活性化するだろう。特に生活や趣向と深く関わるファッション産業は、強い親和性があるだろう。バッグメーカーがファッショナブルな小型犬用キャリーバッグを開発したり、ベビーカーの技術をペット用カートに利用したりと、様々な可能性とアイデアが考えられる。大人ブランドがベビーにまで波及したように、ペット用品でも同様のブランドビジネスが起きても不思議ではない。



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by BOUNCE-BONNIE | 2013-11-20 21:54 | Article | Comments(2)  

Commented by テレビ at 2013-11-22 12:28 x
持ち家の人は、ペットを飼っている人が多いなぁ〜って感じているよ。賃貸組&転勤族のうちにとっては、もっとペット可能な部屋が増えてくれることを望むわ。まだまだ、ペット不可またはペットOKでもかなり古い物件が多いと思う。今のままでは、「次の地で、ペットOKの部屋を見つける事が出来ないかも」と心配で飼えない。
ペット市場の拡大と共に望むことは、飼い主のマナーの向上かな。うちの周りの道は、○ん○があちこちに散乱してるから。気をつけて歩いているよ。あ、最近うちのマンション内の、○ん○関係はかなり良くなったわ。って言うか、異常な状態だったと思うけど・・・。
Commented by BOUNCE-BONNIE at 2013-11-23 18:45
テレビ様
そうやな、転勤族にはいろんな問題があるんやな。早く犬飼い仲間になりたいけど、そうもいかんな。
うんち問題はどこでもあるんとちゃう。うちも溝に張ってある金網にした時とか困るもんなあ。あちゃ~、よりによって、って散歩のテンション下がるもんな。

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