北欧、犬の暮らし
ストイックな飼い主、「犬生」を謳歌する犬
北欧の歴史は、厳しい自然との戦いの歴史でもある。
長く寒い冬を堪え忍んできた北欧の人々は忍耐強く、真面目で秩序を重んじる。そんな彼らの気質は、犬との付き合い方にもよく表れている。彼らは犬を「おもちゃ扱い」にはしない。その代わり、「犬とはどんな生き物なのか?」を真剣に考えるのだ。
犬の散歩にかける時間は1時間を超えるし、ドッグスポーツを楽しむ人も多い。いまだに狩猟も盛んで、狩猟犬(兼家庭犬)が元気に活躍中だ。これは北欧の人たちが「犬は元来、アクティブな動物だ」と理解している証拠に他ならない。
犬の血統を大切にする人も多い。たとえば飼い主の半数以上が純血種というスウェーデンでは、ほぼすべての犬がケネル倶楽部に登録されていて、繁殖も倶楽部によって厳重管理されている。
さらに9割以上に犬にマイクロチップが装着され、農業省で飼い主登録を受けている。飼い主登録は法で定められているとはいえ、それをほぼすべての飼い主が守るとは、なんたる律義さと真面目さ!北欧人の犬に対する責任感の強さを感じずにはいられない。もちろん、犬を捨てる人は非常に少なくて、シェルターも各県に1つあるかないか・・・という程度である。
日本人の皆さんからみると、北欧の飼い主はややストイックに映るかもしれない。しかしそのストイックさがあるからこそ、北欧の犬たちはのびのびと犬らしい「素晴らしき犬生」を謳歌できるのだ。
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長く寒い冬を堪え忍んできた北欧の人々は忍耐強く、真面目で秩序を重んじる。そんな彼らの気質は、犬との付き合い方にもよく表れている。彼らは犬を「おもちゃ扱い」にはしない。その代わり、「犬とはどんな生き物なのか?」を真剣に考えるのだ。
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犬の血統を大切にする人も多い。たとえば飼い主の半数以上が純血種というスウェーデンでは、ほぼすべての犬がケネル倶楽部に登録されていて、繁殖も倶楽部によって厳重管理されている。
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by BOUNCE-BONNIE | 2016-08-29 22:06 | Article | Comments(0)